身近にいるFIREおじさん

私にはFIREしている先輩がいます。

その方は54歳で退職してもうすぐ60歳。

退職する2~3年前から退職する日を決めて、その日を迎えるまでワンコインランチとインスタントコーヒーを持参する毎日を送っていました。

パソコンが得意で、みんなが嫌がる仕事もスマートにこなす人。
話しやすくウェットの効いた返しをするので年下からもイジられるキャラでした。

彼が辞めると聞いたときは、定年まで働くと思っていたのに意外だなと思いましたし、さらに辞めた後も働かずに生活していくと聞いたときは、無謀かも…と思っていました。

今思えば、かなり仕事が辛かったのだろうと思います。何も言わなかったけど我慢の限界がきてたのだろうな。それでも辞める最後の日まで坦々と仕事をこなしてました。

そうして私も50代になって仕事がきつくなってきた今、先輩はあの時、どんな思いを抱いていたのかなと考える時間が増えていました。

先輩と言っても、タメ口で話せる間柄。
LINEも知っていたので気軽に連絡を入れてみたのでした。

「そろそろ働いてる?」

こんなひと言で切り込んでみると、

「働いてないよ。辞めた時よりもお金増えてる」

と返信が。

え??そんなことがあるのか!!と驚きました。

株をやっているのは知ってたけど、本当に株ってすごいですね。

実は2年前、NISAを開始するときにも先輩に連絡した私。

同僚が銀行でNISAを始めて7万円も増えたと聞いて驚き、それに比べて私のお金は銀行で寝ているだけで全然増えていない…と思ったのがきっかけで、銀行に行って相談したり、Youtubeを視聴したり、厚切りジェイソンや両学長の本を買って、ある程度NISAを勉強して先輩に連絡してみました。

パソコンが苦手な私は、
年寄りになってからのパソコン操作に不安もあり、銀行で口座開設するつもりでしたが、先輩から銀行ではなく、絶対ネット証券が良いと教えてもらい、Youtubeの口座開設動画を見よう見まねでやって、なんとか開設までたどり着いた感じです。

株の4%ルールを教えてくれたのも先輩でしたが、
「自分の資産が半分になってもメンタルを保つ覚悟はあるか?」と言われたときは、少し驚きました。
株は絶対に下がるときが来る、と。コロナショックの時にかなり下落して、精神的にキツかったそうです。

その時の私は、少額のつみたてNISAをやるつもりだったので、下落した時も継続してコツコツ積み立てることが大事と教えてもらいました。メンタルには自信が無いけど、乗り超えた先にラッキーが待っているはず。

そして先日、新NISAの戦略や退職後の生き方などの話が聞きたくて、会社帰りに会って頂くことに。
退職されてから会うのは2度目。

現在は週に3回、市が運営してるテニスサークルに参加していているらしく、ノーストレスで力が抜けてる感じが羨ましかったです。

今は労働収入がないので、株の配当金が少し入るだけでも安心するそう。
結局いくら資産があっても、手持ちの資産が減るのは精神的に良くないらしい。

「株をやってて怖くないの?」と聞いてみると、

「世界経済はこれからも伸びると信じてる、人口も増えてるし。無職でも株をやっていれば、社会に参加してると思えるのが良い」と言っていました。

私は旧NISAも新NISAも、配当金無しのオールカントリー、一択。

先輩から、

「それは長期運用が出来る若者が選ぶ投資先だよ」

と言われましたが、私にはシンプルなのが性に合ってるし、経済評論家の山崎元さんもオススメしてたのでこの一択にしました。

食事帰りの先輩からのラインには、おじいさん、おばあさんになった時、どっちが資産増えてるか楽しみだな。と書かれてました。

長期運用するつもりなので先は長いですが、結果が楽しみです。

名付けて「FIREおじさん」
いつの間にか背中を追いかけている私がいます。。

写真は、一緒に食べた「とくら」のハンバーグ。肉汁ドバーで美味でした!

\応援よろしくお願いします/
にほんブログ村 OL日記ブログ 50代OLへ
にほんブログ村

この記事を書いた人

勤続30年を超えたアラフィフ独身OL。両親の介護も視野に入ってきたけど、人生の後半は穏やかで丁寧な暮らしをしてみたい。憧れのセミリタイアを目指してやりたいことを模索中。趣味は大河ドラマを観ること、食べること、神社仏閣巡りと歴史が好きです。

目次